小説家でもある教師のノアは、有名作家の娘である妻ヘレン、4人の子どもと、充実した生活を送っていた。ある夏、郊外の避暑地モントークにある義父母の豪邸を一家で訪ねる途中、立ち寄ったレストランでアリソンと偶然出会う。そんなアリソンは近くにある牧場のオーナー、コールの愛妻で、夫妻はかつて幼い息子を失った悲しみを乗り越えようとしていた。次第に惹かれ合い、急接近するノアとアリソン。二人の関係が周りに様々な影響を与えるなか、ある事件が起こる─。
道に外れた男女の愛をそれぞれの視点から描き、全米を熱狂させた話題作。第72回ゴールデン・グローブ賞のTV部門で、「ハウス・オブ・カード」「ゲーム・オブ・スローンズ」など名だたる作品を抑え、見事ドラマ作品賞を受賞。また、アリソンを演じたルース・ウィルソンも、ロビン・ライト(「ハウス・オブ・カード」)ら強敵を相手に、ドラマ主演女優賞を勝ち取り、作品のクオリティと演技力が高く評価された。また、今年の第73回ゴールデン・グローブ賞でも、見事ノアの妻役のモーラ・ティアニーがドラマ助演女優賞の栄冠に輝いた。アメリカではすでにシーズン2が2015年10月から放映され、日本でもWOWOWにて2015年11月よりシーズン1が放送され話題となっている、衝撃の不倫ドラマ。
各話はパート1・2(各約30分)で構成され、“ノア”と“アリソン”それぞれの視点から物語が語られる斬新な構成で展開される。第1話の各パートの最後で、実は二人が警察署の取調室で個別に聴取されている事が分かる。二人は同じ時間を過ごしているにも関わらず、〈服装・会話の内容・仕草〉などの内容が、語り手によって食い違ってくる。果たして、どちらが真実を話しているのか?男性の視聴者はノアに共感するだろうし、女性はアリソンに共感し物語を楽しむことが出来るだろう。また、語り手によって異なる真実がサスペンス要素にも影響し、何度も過去のシーンを見直したくなり、どんどん深みにはまる中毒者が続出中!
出逢いはただの偶然かもしれないが、特別なものを感じてしまった二人。お互いに家族がいる背徳感を抱えながらも、相手への強い気持ちから少しずつ距離を近づけていく。そして、ただの衝動ではなくそれが愛だと確信した時、ついに男女の関係に陥ってしまう。重ねられる逢瀬の末に待ち受けるのは…。抱えている苦悩や想いを男女それぞれの視点から丁寧に描くことで、深い溝に堕ちていく二人の不倫関係に確かな説得力を与え、観る者をどんどん虜にさせてしまう。時に急速に加速していく二人のはかなくも情熱的な関係が、あなたの心を掴んで離さないだろう。
ノアとアリソン各々への尋問では、それぞれが思い出す過去の不倫劇が語られる。最初は何故尋問されているかも不明なところから、回を追うごとに事実が明かされ、やがて事故と思われていたある人物の死に不審な点が見つかり、二人に嫌疑がかかる。秘密、嫉妬、悲しみ、愛をそれぞれに抱えた人物たちと、現在と過去が交錯する中、少しずつ浮かび上がってくる衝撃の真実。果たして、何が本当なのか?未体験のサスペンスが観る者をグイグイと引っ張ってゆく!
2016年6月3日レンタル開始
製作総指揮:サラ・トリーム/ハガイ・リーヴァイ
ノア・・・ドミニク・ウエスト(中根 徹)『パレードへようこそ』
アリソン・・・ルース・ウィルソン(渋谷はるか)「刑事ジョン・ルーサー」
ヘレン・・・モーラ・ティアニー(佐々木優子)「ER 緊急救命室」
コール・・・ジョシュア・ジャクソン(最上嗣生)「FRINGE/フリンジ」
ブルース・・・ジョン・ドーマン(永田博丈)「ボルジア 欲望の系譜」
チェリー・・・メア・ウィニンガム(新田万紀子)『白雪姫と鏡の女王』
ジェフリーズ・・・ヴィクター・ウィリアムズ(木村雅史)「マイケル・J・フォックス・ショウ」
スコッティ・・・コリン・ドネル(山本兼平)「ARROW / アロー」